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*ブログ* 災害から家族と住まいを守る『防災リフォーム』について

こんにちは。事務員の板岡です。

今回は、災害から家族と住まいを守る『防災リフォーム』についてご紹介していきます。

近年、地震や異常気象などによる災害が増加しています。大切な家族や住まいの安全が気になる方は多いのではないでしょうか。今回は、災害に備えるための「防災リフォーム」について詳しく解説していきます。

災害に備える「防災リフォーム」とは

通常、家のリフォームというと、住まいの見栄えや老朽化した設備の改修などが一般的です。しかし、防災リフォームは、建物そのものや住民・生活を守ることを目的としています。住宅の補強・補修をし、自然災害の発生時に被害を抑えることを重視しているのです。近年、異常気象による自然災害が増加し、かつ規模が大きくなっています。自然災害が発生すると、住宅への損害だけでなく、人への二次災害も起こる可能性があります。
防災リフォームを考える際には、「この災害は起こらない」と楽観視せず、自宅の立地環境や住宅設備など、状況と照らし合わせることが大切です。

防災リフォームの内容

日本は地震大国のため、以前は「耐震リフォーム」のみ重視されていましたが、近年は異常気象などの自然災害や火災、人為的災害も増加しているため、防災リフォームも効果的と言えるでしょう。

4つの災害に備えるリフォーム

耐震・地震災害対策

壁の補強

屋根の軽量化

いずれも工事の前に、耐震診断士(有資格者)による「耐震診断」を行うのが原則です。診断の結果、壁の補強が必要か、屋根の軽量化が必要か、あるいは両方必要かを判断し、耐震計画を進めていきます。いずれの工事も、100〜150万円程度が相場です。
これら建物の耐震補強を特に重要視してほしいのが、1981年以前に建てられた住宅にお住まいの方です。「旧耐震基準」で建てられている可能性が高く、旧耐震基準では震度6以上の地震に耐えられる性能は担保されていません。該当する方は、耐震診断だけでも行うことをおすすめします。

台風・暴風・竜巻などの強風災害対策

台風や暴風の際には、飛来物から住まいや家族を守る対策が重要です。
飛来物が窓ガラスを割り、大きな怪我につながる被害は件数も増加傾向にあります。

窓ガラスの強化

防災ガラスは衝撃に強く、割れても破片が鋭利になりにくいため安全性が高いです。また、既存のガラスに飛散防止フィルムを貼るだけでも効果的なので、予算を考慮しながら決めると良いでしょう。

シャッター・雨戸の導入

すでにシャッターを導入しているご家庭は多いと思いますが、防犯対策がメインの場合、1階だけに設置しているケースがほとんどです。強風災害対策を意識するのであれば、2階・3階へもシャッターを導入しましょう。

カーポートの強化

豪雪時に雪かきの手間を省き雪の重さで車が傷むのを防ぐのに、カーポートが有効です。ところがそのカーポートも豪雪の重みで倒壊してしまう恐れがあるのはご存知でしょうか。雪下ろししやすい形状のカーポートにしたり、既存のカーポートを強化する柱を取り付けたりすれば安心です。

防火・火災対策

近隣で火災が発生した場合、「屋根」「外壁」「開口部」といった建物の外周りに火の粉が当たります。
火災対策では、これら建物の外側を構成する部分の耐火性を上げていきます。具体的には以下の方法が挙げられます。

屋根の強化

スレートや金属系など、耐火性の高い屋根にリフォームする

外壁の強化

窯業系や金属系など、耐火性の高い壁にリフォームする

開口部の強化(玄関・窓)

耐火ガラスやシャッター、防火扉などで玄関や窓といった開口部の耐火性を強化させます

停電・断水といったライフラインの災害対策

災害時には、電気や水道などのライフラインが遮断されることがあります。万が一の時にでもライフラインが復旧するまでの数日間を乗り切れるような対策は必要と言えます。

電力の確保

電気が遮断されてしまっても、太陽光で発電できる太陽光発電を導入していると安心です。さらに太陽光発電だけでは不十分な場合に備えて、蓄電池もあれば万全でしょう。蓄電池の設置の費用相場は、およそ150〜180万円です。決して安くない金額ですが、以前より価格は下がってきているので、検討してみてはいかがでしょうか。

水の確保

雨樋から流れる雨水を溜めておく雨水タンクは、万一の際に使うだけでなく、日常的に草木の水やり用、打ち水用に使って水道代の節約にも役立ちます。

食料・飲料の確保

物置を用意して、食料や飲料、防災用品をまとめて入れておく「備蓄倉庫」「防災倉庫」にします。家の中の至る所にバラバラに用意しているよりも、一か所にまとめておいた方が万一の際にも使い勝手がいいでしょう。

まとめ

ここまで防災リフォームについてご紹介してきました。防災リフォームと一言で言っても、さまざまな方法があることがお分かりいただけたかと思います。すべて行うのは難しくても、特に不安に感じる部分をリフォームするだけでも暮らしの安心度はぐっと高まりますし、ご家族の防災意識も高まります。築年数の経過した家屋は災害時に被害を受けやすいため、リフォームで劣化部分を補強し、災害に備えると安心です。これを機に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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